校長先生挨拶
「笑顔とありがとうがあふれる学校」
野市小学校長 萩野 志津
本年度、野市小学校の校長として着任しました萩野志津と申します。これまでも香南市で勤務させてただいておりましたので、野市小学校児童の丁寧なあいさつについては度々耳にしたことがありました。実際に体験すると本当に清々しく、今後も継承していくべきことだと感じています。
さて、野市中学校区では、3つの共通取組があります。
1つ目の、「あいさつ」は、野市小学校の多くの児童がすでに身に付けていることです。「おはようございます。」「こんにちは。」はもちろん「ごめんなさい。」や名前を呼ばれた時の「はい。」の返事をしっかりできるようになってほしいです。挨拶は、社会に出た時に必要なコミュニケーションの基本となります。子どもたちの将来のためにもぜひ身に付けてほしいことです。
2つ目は、「時間」です。時間は取り戻すことが出来ません。自分の時間も人の時間も大切にしなければなりません。学校生活ではチャイムを守ることを頑張ってほしいです。
3つ目は、「掃除」です。6月からは縦割り掃除といって、1年生から6年生までが班になって掃除をしています。掃除の仕方を低学年にどのように伝えたらよいのか戸惑っている高学年の姿も見られます。縦割り掃除を通して、異学年とのかかわり方や、高学年はリーダーシップの取り方なども身に付けていけることを期待しています。そして、身の回りを整理・整頓することのよさ(段取り、合理性など)に気付いてほしいと思います。
これらのお願いは、子どもたちだけが頑張るものではなく、私たち教職員がお手本にならなければならないことだと思っています。そして、ご家庭でも同様にお願いしたいことです。
また、今年度は、「小中学校教育DX推進事業」の拠点校となり、野市中学校とともにICTを効果的に活用した学習者主体の授業づくり及び教員の校務の効率化等に取り組んでいきます。
広報誌の紙面をお借りし、今年度の野市小学校の主な取組や保護者の皆様に協力いただきたいことを簡単にではございますが掲載させていただきました。
教職員一同、「チーム野市小」として子どもたちが安心して学校生活を送り、本校の学校教育の目標として掲げている「笑顔とありがとうがあふれる学校」となるよう丁寧に取り組んでいきたいと思っております。
どうぞ本校の教育活動にご理解をいただき、ご協力よろしくお願いします。
PTA会長挨拶
「150年の節目の年に想いを込めて」
PTA会長 黒瀬 理奈
令和7年度、昨年に引き続き2年目の野市小学校PTA会長を務めます黒瀬理奈と申します。
昨年度は、野市小の保護者歴8年目とはいえ、学校のことをよく知らない自分に会長が務まるのか…と、不安な気持ちでいっぱいでした。とにかく「恥ずかしくないように」「地味に、目立たず、でも真面目に」(笑)そんな思いで動いてきた一年でした。
ふり返ってみると、一つひとつの行事を通じて、先生方、地域の皆さんとの関わりが生まれ、私が当初から願っていた“つながり”が、気づけば自然と広がっていました。
そして今年度・・・
2年目の会長として、今度はどんな形で子どもたちの力になれるだろう?と考えていたとき、「野市小学校 創立150周年」という節目の年であることを知りました。
150年・・・
長い歴史の中には、数えきれない出来事と、たくさんの人の思いが刻まれているはずです。実はこの野市小には、私の義父、夫、そして我が子たち…三世代にわたって通った軌跡があります。きっと同じようなご家庭も多いことでしょう。
この記念すべき年に、何か形に残ることをしたい…。
そう思ったとき、私の中で閃いたのが「芸術のプレゼント」、つまりオリジナルソングを作ることでした。
児童、保護者、卒業生、地域の皆さんから“言葉”を集めて、それを歌詞にして、曲にする。
もうすぐ発生から15年となる東日本大震災の折、福島県のある中学校の先生が、生徒たちの日記やつぶやきをもとに「群青」という歌を作られたことをご存知でしょうか。私はその曲に心を打たれました。誰かの素直な気持ちが歌になることで、たくさんの人の心に届く…。それはまさに、“つながり”の力そのものでした。
野市小の150年にも、いろんな出来事、いろんな思いがあったはずです。今ここにいる私たちが声を寄せ合い、未来に向けて歌を残すことで、また新しいつながりが生まれる。そんな願いを込めて、この一年は、楽しみながら会長職を務めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。